Film

ヨンフォア出演のフィクション映画を作る!突貫で脚本制作(前編)!

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連日の忘年会で、先日撮影させてもらったテクさん夫婦のCB映像の編集と記事更新が思い切り滞っております。

 

そして本日やっと忘年会が落ち着いたので、また編集再開!

 

昔からバイクと映画が大好きだったこともあってか、どんな映像を撮るかアイデアを練ったり撮ったり編集したりするのは本当に楽しい。

 

そして肝心なバイクは持ってない。

 

バイク(ヨンフォア)をまた手に入れたら、自分が乗る姿も撮りたいです。

 

更にドキュメンタリーだけじゃなく、来年こそ昔から夢だったフィクション映画も撮るのが来年2017年の目標。

 

自分のヨンフォアが登場するロードムービー的な映画が撮ってみたいですな。

 

カッコいいバイクが出てくれば、それほど面白くなくても中和されるし(?)

 

そんなことを考えながら眠りについたら、昨日の夜まさにうってつけの夢を見ました。

 

すごく怖かったけど、目が覚めて「夢である」ことに気づいた瞬間とても興奮しました。

 

これは面白い・・・映画(短編)に出来る・・・

 

他人が見た夢の話なんて、退屈以外の何物でもないけど、スジの通った物語になるように少し改変。更に単なる小話にならないよう、実際に行った最高のツーリングオススメ場所も織り混ぜて「役立ち情報」もさりげなく入れ込んでみた。

 

これなら読む価値が出てきます。きっと(笑)

 

そして、内容はとにかく悲しくて恐ろしい。夢が醒めたときは夢で本当に良かったと、心の底から胸を撫で下ろすほどでした。

 

ここからは実際に見た夢の中に入ります(一部脚色あり)。

 

悲しく恐ろしい夢。友人とのロングツーリングの末に・・・

 

その日は昔からの親友であるヒロタカとロングツーリングに出掛けた。

 

凍てつく空気の中、空を見上げると吸い込まれるような青空が広がっている。

 

目的地は秋田県と岩手県、青森県の県境にある「八幡平」。

 

八幡平の景色は最高で、更に程よいワインディングの道が続いていて、ツーリングには最高だ。

 

何年か前の夏に単独で来たときに感動して、今回は連日徹夜続きで疲れているヒロタカを半ば無理やり連れてきたのだった。

 

身を切り裂くような冷たい空気を切りながら、目的地へ向かう気分は「イージーライダー」そのものだ。

 

日が昇る前の時間に眠い目を擦りながらのスタートだったが、身を切るような冷たい空気と高揚感で今は1ミリも眠くない。

 

2人で高速に乗り、意味もなく蛇行したり空吹かししたり年甲斐もなくはしゃぎ、解放感に意味もなく叫び声を上げながら、空いた高速道路を猛スピードで走り抜ける。

 

やっぱりサイコーだ。

 

ヒロタカのショベルも自分のヨンフォアも絶好調だ。

 

休憩を繰り返しながら、予約していた旅館に夕方に到着した。

 

秋田県の泥湯温泉がある奥山旅館は、とてもお気に入りの旅館で、以前にひとりで来たときにも利用した”俺御用達”の旅館だ。

 

部屋は広くないが、料金は良心的で料理も豪華。そしてこの旅館のロケーションは、「地獄谷」と言われる山を越えなければ辿り着くことができない。

 

人里離れたその場所は、冬には完全に雪に埋もれてしまうのだ。

 

そのため、この一帯は雪が降る季節には「閉鎖」されて立ち入ることができない。

 

硫黄臭と湯気がたちこめる地獄谷に囲まれ、完全に外界から隔離されたシチュエーションは「秘湯」というよりも「秘境」。家屋や風景は日本的なのに、どこか別の国に来たような感覚になれる幻想的な場所を、僕は何よりも気に入っていた。

 

奥山旅館の泥湯温泉で身体を暖めて、久々にヒロタカと談笑しながらビールを何本か開け、味噌に浸けられた網焼きの牛肉をたらふく食う。最高に旨い。そして明日の「八幡平」の走りに備え早めに床についた。

 

そして翌早朝、より一層冷たい空気の中ふたりは「八幡平」に向かって出発した。

 

最終目的地は、八幡平の中にある「松尾鉱山」だ。

 

松尾鉱山は戦前から1969年まで貿易会社増田屋によって運営されていた硫黄鉱山地帯。

 

豊富な硫黄が発掘されるこの場所は、標高1000mという過酷な立地ながら、一時は華やかさを極めていた。

 

住居用としては日本で初めて「鉄筋コンクリート」のアパートが建設され、巨大な体育館や映画館などの娯楽施設が充実。それらの施設含め、従業員たちは電気代、光熱費はすべて「無料」で利用することが出来た。

 

十分すぎるほどにサービスが充実した環境を、地元の人々は「雲上の楽園」と呼び、「嫁入りするなら松尾に」とまで言われた。

 

更に夏に盛大に開かれるコンサートには、あの美空ひばりが出演したほどだったという。

 

しかし、栄華を極めた松尾鉱山も1960年代後半には急速に硫黄が下火になり、経営していた増田屋の収益は悪化。

 

1969年には増田屋は倒産し、全従業員が解雇された。それと同時に一帯の住人は退去し始め、1972年には最後の住人が退去し「日本初」だった鉄筋コンクリートの住居の主は完全に不在となった。

 

それから約45年間、この「雲上の楽園」は主不在のまま朽ち果てた姿で存在し続けている。

 

人里離れた場所に存在し続ける「街」は、観光ついでに訪れるような場所ではない。人目から隠されるような位置にあり、現在は国有地で中への立ち入りは禁止されている場所だからだ。

 

だから何も知らずに八幡平へ来ても、天空に浮かぶ巨大な街の存在にすら気付くことはない。

 

そこが良い。

 

ツーリングガイドブックに従って、人で賑わう場所に行くのもひとつの楽しみ方だ。

 

しかしガイドブックに載っていないこの場所に人は存在せず、建ち並ぶ建造物たちの、ガラスが無くなった窓が無数にポッカリと黒い口を開けているだけだった。

 

驚くほど無音な楽園の中を、その真っ黒な窓を風が横切るたびに、重く物悲しい風切り音だけが響いている。

 

その佇まいは何とも言えず尊厳で、僕は以前にひとりで来たときには夢の中に入ってきたような感覚に襲われた。

 

今では老朽化した建物は立ち入り禁止になっているが、僕は建物の中に入るのが好きだった。

 

 当時使用されていた大浴場や宴会場と思われる部屋がそのまま残っていて、居住者が住んでいた部屋には風呂桶や手鏡等が残り、荒れた空間の時間は完全にストップしている。

 

僕はこの場所をヒロタカに見せたかったのだ。

 

そしてこの時目的地に着いて、学校であったと思われる建物に入り、荒れ果てた教室の中で、二人は無言で息を飲んでいた。

 

「これは・・・スゴいな・・・」

 

何十年も前にこの場所で幼い子供たちが授業を受けていた空気を残したまま、ただ静かに風化し朽ちていく姿には感慨深いものがあり、美しいとさえ思える空気を纏っていた。

 

無言で圧倒されている親友を横目に、僕は仕事で疲れているヒロタカを無理やりにでも連れてきて本当に良かったと思った。

 

連日の勤務で精神的にも疲れ果てていたヒロタカの表情は、打って変わって生き生きとした表情に変わっていた。

 

そうだ。疲れている時こそ身体を動かして、新鮮な空気を吸った方が良いに決まっている。

 

「あ・・・なんだ・・・あれ?」

 

ふと黒板を見ると、チョーク置きの上に小さな本が乗せられて、黒板に寄り掛かるようにして立てかけられていた。

 

近付いて見ると、遠目で見るよりもボロボロで表紙は剥がれ落ちかけていた。

 

興味をそそられて本を手に取るヒロタカは声を上げて笑う。

 

「懐かしい!これ、ゲームブックだ!」

 

「なんだよ?ゲームブックって・・・」

 

「ほら!小学生の頃流行ったじゃん!

 

ドラクエが流行りだした頃!」

 

「あぁ・・・」

 

一見すると普通の本だけど、要所要所に選択肢がある。その選択肢によって内容が分岐しているため、読む人によって辿り着く結末が違うように作られた本。

 

「ゲームブック」と呼ばれたカテゴリの本は、当時の小中学生から絶大な人気を誇っていた。

 

「確かにそんなのあったな」

 

ゲームブックが出たのは30年程度昔だ。

 

この街が閉鎖されたのは更にその20年近く前で、ゲームブックなんて存在しなかった。

 

この本は、この場所に興味本意で遊びに来た子供が置いていったものだろう。

 

おそらく僕らと同じ年齢くらいだったのではないだろうか。

 

「へぇ・・・」

 

感心しながら、ふたりで本をパラパラとめくり始めると、奇妙なことに気づいた。

 

「・・・え・・なんだこれ・・・?・・・どういうこと・・・?」

 

ゲームブックの内容に、思わずふたりで顔を見合わせた。

 

次回へ続く・・・

 

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