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「みうらじゅんと宮藤官九郎 世界全体会議」を読む

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「みうらじゅんと宮藤官九郎の世界会議」先日2016年7月20日に発売されることを知った瞬間に本屋に走り、買ってきました。

 

特にこのお二方が好きで好きでタマラナイ!っていう訳ではないんですけどね。

 

むしろ宮藤官九郎さんはどちらかというと好きじゃないです。どちらかというとです。

 

でも、どうみても「国際的な視点で世界へ目を向ける」よりも「内向的な視点で極私的世界へ閉じこもる」とい印象の方が強いお二方が、ビシッとスーツを着込んで「世界全体会議」と言い切ることに強い興味を覚えて反射的に買っちゃいました。

 

とるに足らない小さな疑問や、国際問題レベルで見たらゴミ扱いを受けて然るべき、極私的なエロ問題。

 

これらの「問題」を取り上げて、「世界全体会議」と名付けて必要無いのに深く切り込む。

 

早速本を開くと

 

「オッパイやお尻の「チラ見」は何秒まで許されるのか?」

 

「女の人はどこからどこまでをフーゾクだと認識しているのか?」

 

「なぜ男はデリヘルで「チェンジ!」と言えないのか?」

 

「お化けはいるのか?いないのか?」

 

こんな難問について、月に一度のインターバルで吉祥寺や高円寺、下北沢の飲み屋で二人で議論する「国際全体会議」の様子を綴った書籍です。

 

国際全体という割には議論するのは日本人ふたりだけ。 何がどう国際全体なんですか?と突っ込むのは簡単です。

 

でも、戦争や環境、国際問題のような壮大な議題よりも、僕はこういう極私的で身近で、一見クダらない問題から入る方が、実は人生・実生活に役立つような深い議論や考察ができるのではないか?と思ってます。

 

その方が「机上の正論」「議論の為の議論」ではなく、自分事として実感を伴った議論ができるからです。

 

反対に壮大な国際問題を真面目に議論すると、如何に「正論であるか?」がもっとも重要になってくるし、そしてそれらは正論である以上、論理的であるほど良いとされます。

 

しかし、壮大な国際問題は背景にある歴史や政治、経済など考慮するべき材料が多すぎて、すべての人から見て論理的に「これが正しい」と言い切ることは現実的じゃない。

 

だからなかなか結論が出てこない。

 

例えば国際社会で戦争や政治的な”いざこざ”が発生したとき、「正義」について議論したとします。

 

何が・誰が正義なのか?

 

これを世界的な広い視点で正論で議論し出したら、それぞれの立場や条件が絡み合って、堂々巡りしてしまうでしょう。

 

考えるべき範囲が広すぎて、本質を見失ってしまう。

 

だから、壮大な問題をいったん極私的で身近な小さな事柄に置き換えてみることは、本質を捉える足掛かりとして十分に「あり」ではないかと思うのです。

 

つまり、壮大な問題を一度小さな問題に置き換えて身近なものに置き換えて、自分事として捉える。

 

「正義」をいったん極私的な正義に置き換えてみるとどうなるか?

 

たとえば、この世界全体会議では「正義(せいぎ)」を「正義(まさよし)」に置き換えています。

 

すると、「彼こそが正義だ」は「彼こそが正しい」なのか「彼こそがまさよし君です」なのか区別がつかなくなるのです。

 

つまり、正義という概念は絶対的なものではなく、「まさよし程度のもの」でしかないかもしれない。というひとつの視点が実感を伴って生まれるのです。

 

まさよしを絶対的な基準にしてしまって良いのか?そんな基本に立ち返ることができる。

 

このようにして、壮大で重いものを軽く、クダらなくて小さいものに意味をつけて大きく捉えることによって、物事のバランスをはかろう。

 

二人の世界全体会議がこのような意図をもって行われたかどうかは、まだ半分も読んでないのでわかりません。

 

どちらかというと、クダらないことをダラダラと話しているだけにも見える。だんだんそう思えてきた。

 

あと、この本は「フーゾク」の話しも結構出てきますが、僕は独身時代にフーゾクに行くときには、

 

「族(ゾク)に行く」

 

と言っていました。もちろんカモフラージュのためです。全然関係無くてすいません。

 

「みうらじゅんと宮藤官九郎の世界全体会議」は7/20より発売中であります。

 

 

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