「まなざし」身体を張ったリアル介護映画が2016年8月27日よりアップリンク他全国のミニシアターで公開される。
物語の主人公は介護福祉士として働きながら、一人で慎ましい生活を営む女性ヨウコ。
彼女のもとへ刑事事件で長年服役していた父親が出所してきたが、ひとつ大きな問題があった。
その問題とは、父親が長い刑務所生活のなかで寝たきりになっていたことだった。
家族を捨てられたという想いから、父親を憎んでいたヨウコだったが、他に身寄りの無い父親を受け入れざるを得なく、やむを得ず父親の介護生活が始まる・・・
監督は現役の介護福祉士の仕事をしながら、この作品を作り上げたト部敦史監督。
そして主演のヨウコ役は大林宣彦監督の「青春デンデケデケデケ」、黒澤明監督の「夢」にも出演している根岸季衣。
華々しい経歴を持つ彼女が役作りのために6キロの減量に臨み、「ヨウコ」という役柄に自分を近付けるために監督以外のキャスト、スタッフとは一切口をきかなかったという。
台詞は最小限で音楽も一切排除したこの映画は、バンコク世界映画祭へ日本から唯一の作品として出品され、絶賛された。
介護の現実と、その先にある愛情を見つめる「まなざし」は2016年8月27日より、アップリンク他全国のミニシアターで公開!