「ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ」が2016年6月11日より1週間限定でレイトショー公開される。
「13日の金曜日」「バーニング」など、80年代の王道ホラーとなった作品たちのオマージュ作品。
「キャンプ場が舞台」で「若い男女グループ」の中で「腹が立つほどあっさりと殺される脇役男」と「容赦なく殺されるエロカップル」と「最後に生き残る女主人公」。
今や笑いのネタにされてしまうほど「あるある」の宝庫だった80年代ホラーの中に、いまどきの若い男女が入り込んでしまうというSFホラーコメディ。
「ファイナル・ガールズ 殺戮のシナリオ」のあらすじ
主人公のマックスは、80年代の人気ホラー映画「キャンプ場の殺戮」の主人公を演じた母親アマンダを交通事故で亡くしてしまっていた。
その3年後に、母親が出演していた「キャンプ場の殺戮」のリバイバル上映のゲストとして招待される。劇場には男女の友達が集い、いざ上映開始。
ところが映画の鑑賞中に劇場で火事が発生。とっさにスクリーンを破り裏側に出ようとすると、そこは映画「キャンプ場の殺戮」の世界の中。
そこにはマックスの母親アマンダがいた・・・
「おバカ」じゃない!「コメディ」だ!
ここ数年か、もっと前からなのかわからないけど、「おバカ」というジャンル(?)が幅を利かせるようになってきたように思う。
ぼくはこの「おバカ」という分類が大嫌いだ。
「ばかばかしい」「くだらない」。でもそれで良いじゃないか。いや、むしろそこが良い。
安っぽくて、一見つまらないものに「面白さ」を見出だし敬意を払うという視点はとても大事だと思う。いや、むしろ何よりも大事かと。
でも「ばかばかしい」「くだらない」から面白い。くだらないところが面白いなんて、全く筋が通らない。
「ばかばかしい」「くだらない」だけなのであれば、それはばかばかしくて、くだらないものでしかない。
「ばかばかしい」「くだらない」でもそこには新しい試みがある。今まで誰もやらなかった何かがある。
この「何か新しいもの」を無視して、「くだらないところがイイでしょ」こんなおかしな言葉に騙されるもんか。
この映画の予告編をみていて、これを安易に「おバカ映画」と言ってるやつが絶対にいると思った。
80年代のホラー映画はギャグにされるくらい、ワンパターンなホラーが量産された。
そのワンパターンさの集大成の映画の中に、わざわざ入っていくというのはバカバカしいけれど、その中にたくさん詰まっている「80年代ホラーあるある」。
として「映画の中からモンスターが出てくる」のではなく、「映画の中へ入る」パターンは意外と他に無い。
これは劇場で観る!
おバカじゃない!SFホラーコメディ「ファイナル・ガールズ 惨劇のシナリオ」は2016年6月11日より1週間限定でレイトショー公開される!