Film

「オマールの壁」を公開初日にアップリンクで観てきた!

sub006_large

待ちに待ったハニアブ・アサド監督の「オマールの壁」を公開初日にアップリンクへ観に行ってきた!!

 

パレスチナとイスラエルの現状の確執が少しでも肌で感じられるかもしれない。

 

 思えば7年ほど前にハニアブ・アサド監督の名前を知らしめた「パラダイス・ナウ」を観たときは正直言って、観たことを後悔しました。

 

イスラエルとパレスチナという、未知の世界の情景を垣間見ることはとても刺激的だったし、内容もとても面白かった。

 

 でもラストシーンが、あまりにも衝撃的で怖くて残酷で生々しくて拒絶反応を起こした。

 

思わず一人で「まぢカンベンしてくれ・・・」と呟いてしまったほどです。

 

でも・・・自分の中で「名作」になる作品は、観た瞬間にガッチリとハマってしまうものももちろん多いけど、逆に観た瞬間は拒絶してしまうものも一定割合で確実に存在する。特に最近はむしろ後者の方が多い気がする。

 

そして「パラダイス・ナウ」は文句なしに後者に属する名作でした。

 

そして今回観た「オマールの壁」も、生々しくて残酷な内容には驚きを隠せない。

 

前作の「パラダイス・ナウ」では、シーン中に出てくる過激派のアジトが実際に使われていた場所だったり、分断壁で響く銃声が本物のイスラエル軍による本物の銃声だったり、そのリアルさと生々しさは、もはやタブーの領域に足を踏み入れていました。

 

だから本作も、その「背景の事実」を尊重して描かれているものだという前提を心の中に置いて観た。

 

「この現代において、こんな過酷な状況ってあるのか?!」と具合が悪くなるほどだった。

 

main_s_large

 

sub006_large

 

詳しい内容は劇場に足を運んでもらうとして、今回のラストも衝撃的。

 

実はこの映画は去年(2015年)から公開を予定されていたのが、1年ほど公開時期が延びていたようです。

 

そして、1年前のこの映画のタイトルは「オマール 最後の選択」だった。

 

おそらく主人公が選択する結末を表しているのだと思うけど、公開時にはタイトルが「オマールの壁」に変わっていました。

 

これは推測だけど、この衝撃の結末と「最後の選択」というタイトルだと、センセーショナルな結末にばかりフォーカスされてしまい、本質的な部分が伝わらなくなってしまうことを懸念してのことなのかもしれない。

 

要らぬ推測だけど、イスラエル、パレスチナ関連はそのくらい注意深く作られているのかもしれないと思った作品です。

 

 

娯楽的なフィクション映画は、きちんと論理的にストーリーが展開して、最後に「あー、なるほど!」とか「よかった!」と膝を叩くような結末が良い結末の条件だと思う。

 

でも、イスラエルとパレスチナの確執を描く作品は、これまでに観たもの全て「ラストで全てをひっくり返し、破壊してしまう」

 

積み木を高く積み上げて、最後に下の積み木をサッと見事に抜いて見せて拍手喝采を浴びるのではなく、高く積み上げたものを全部破壊してしまう。

 

観ている方は呆気にとられてしまうけど、論理では説明できない感情が渦巻いていることを示しているような気がします。

 

そして、この映画は監督をはじめとするスタッフは全員パレスチナ人で、100%パレスチナ資本の製作。

 

 更に日本語訳を担当しているのは重信メイさんという女性で、(おそらく)パレスチナ人と日本人のハーフで、母親の方は元日本赤軍リーダーの重信房子さん。

 

重信メイさんは「革命の子どもたち」というドキュメンタリー映画には主役で登場しています。

 

「オマールの壁」は全国のミニシアターで順次公開中!

 

 

 

poster2

 

Youtubeチャンネルもチェック↓

関連記事

  1. 11075005_large 「将軍様、あなたのために映画を撮ります」北朝鮮を描いたドキュメン…
  2. banksy_main_s_large バンクシーの初監督作品「イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ」…
  3. 640 「ポバティーインク~あなたの寄付の不都合な真実」は8/6より!
  4. asami 「モッシュピット」親友タートル今田撮影の映画を観た!
  5. 640 「ドン・ハーツフェルト作品集」がイメージフォーラムにて5/21よ…
  6. manzai アメリカ人から見た「漫才」は新鮮!ドキュメント「WHATR…
  7. 640 「あのひと」昭和19年に書かれた脚本が初の映画化
  8. short_horror 「ホラー短編映像集」を作った!夏なので・・・

おすすめ記事

okinawa_sky2 子どもの感性を育てるために映画をみせてみた

子どもがふたりいます。2019年1月現在、小学校4年生の長女と小学校1年生の長男。受験や…

okinawa_sea 「自分で選ぶ」ことについて

「自分で選ぶ」時代が流れるなかで年齢を重ねていくと、この「自分で選ぶ」ということの重要さが身…

burst Burst創刊

以前に撮影したNFKのクルーであり、スケートショップCPWの代表であるモトヤンさんのInstag…

sambnail はじめてしゃべってみました

サイトを開設してから、早いもので(たぶん)3年半ほどが経過しました。最初は旧いバイクの「写真…

kaigai 海外からの視聴者が激増中

先日、何気なくYouTubeの地域別の視聴回数割合を見てみたら、日本での視聴回数割合がガタ落ちし…

eyecatch2 早朝Runミーティングに参加&撮影してきました

先日撮影させてもらったキャンプラリーを主催している @Owaiknight が、早朝Runを企画…

kimura Hot Rod Custom Show 2018に行ってきました!

行ってきましたHot Rod Custom Show 2018今回はプレスとして入場するので…

hrcs2016 Hot Rod Custom Show 2018は12/2(日)パシフィコ横浜にて

タイトルの通り今年もHot Rod Custom Show 2018が12/2(日)にパシフィコ…

business 怒涛の出世&有名になった大学の同期と自分の違い

先日、ニュースサイトのリンクを辿っていたら、こんな記事が目に飛び込んできた。LinkedIn…

set ”ヘルメットで髪型ペッタンコ”を改善するプロジェクト

先日紹介した「ヘルメットで髪型ペッタンコ改善プロジェクト」にて、前回に引き続いてカットモ…

Business

  1. kaigai
  2. app
  3. banksy
before_start2
  1. chiinEye
  2. Triumph
  3. 350ss
  4. eye
  5. impara_eye
  6. cb400four
PAGE TOP