Film

「オマールの壁」を公開初日にアップリンクで観てきた!

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待ちに待ったハニアブ・アサド監督の「オマールの壁」を公開初日にアップリンクへ観に行ってきた!!

 

パレスチナとイスラエルの現状の確執が少しでも肌で感じられるかもしれない。

 

 思えば7年ほど前にハニアブ・アサド監督の名前を知らしめた「パラダイス・ナウ」を観たときは正直言って、観たことを後悔しました。

 

イスラエルとパレスチナという、未知の世界の情景を垣間見ることはとても刺激的だったし、内容もとても面白かった。

 

 でもラストシーンが、あまりにも衝撃的で怖くて残酷で生々しくて拒絶反応を起こした。

 

思わず一人で「まぢカンベンしてくれ・・・」と呟いてしまったほどです。

 

でも・・・自分の中で「名作」になる作品は、観た瞬間にガッチリとハマってしまうものももちろん多いけど、逆に観た瞬間は拒絶してしまうものも一定割合で確実に存在する。特に最近はむしろ後者の方が多い気がする。

 

そして「パラダイス・ナウ」は文句なしに後者に属する名作でした。

 

そして今回観た「オマールの壁」も、生々しくて残酷な内容には驚きを隠せない。

 

前作の「パラダイス・ナウ」では、シーン中に出てくる過激派のアジトが実際に使われていた場所だったり、分断壁で響く銃声が本物のイスラエル軍による本物の銃声だったり、そのリアルさと生々しさは、もはやタブーの領域に足を踏み入れていました。

 

だから本作も、その「背景の事実」を尊重して描かれているものだという前提を心の中に置いて観た。

 

「この現代において、こんな過酷な状況ってあるのか?!」と具合が悪くなるほどだった。

 

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詳しい内容は劇場に足を運んでもらうとして、今回のラストも衝撃的。

 

実はこの映画は去年(2015年)から公開を予定されていたのが、1年ほど公開時期が延びていたようです。

 

そして、1年前のこの映画のタイトルは「オマール 最後の選択」だった。

 

おそらく主人公が選択する結末を表しているのだと思うけど、公開時にはタイトルが「オマールの壁」に変わっていました。

 

これは推測だけど、この衝撃の結末と「最後の選択」というタイトルだと、センセーショナルな結末にばかりフォーカスされてしまい、本質的な部分が伝わらなくなってしまうことを懸念してのことなのかもしれない。

 

要らぬ推測だけど、イスラエル、パレスチナ関連はそのくらい注意深く作られているのかもしれないと思った作品です。

 

 

娯楽的なフィクション映画は、きちんと論理的にストーリーが展開して、最後に「あー、なるほど!」とか「よかった!」と膝を叩くような結末が良い結末の条件だと思う。

 

でも、イスラエルとパレスチナの確執を描く作品は、これまでに観たもの全て「ラストで全てをひっくり返し、破壊してしまう」

 

積み木を高く積み上げて、最後に下の積み木をサッと見事に抜いて見せて拍手喝采を浴びるのではなく、高く積み上げたものを全部破壊してしまう。

 

観ている方は呆気にとられてしまうけど、論理では説明できない感情が渦巻いていることを示しているような気がします。

 

そして、この映画は監督をはじめとするスタッフは全員パレスチナ人で、100%パレスチナ資本の製作。

 

 更に日本語訳を担当しているのは重信メイさんという女性で、(おそらく)パレスチナ人と日本人のハーフで、母親の方は元日本赤軍リーダーの重信房子さん。

 

重信メイさんは「革命の子どもたち」というドキュメンタリー映画には主役で登場しています。

 

「オマールの壁」は全国のミニシアターで順次公開中!

 

 

 

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