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「幸せになる勇気」もスゴイ本だった・・・

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先日記事に書いたアドラー心理学の入門書「嫌われる勇気」はとても大きなインパクトがある名著でした。

 

そして今回は「嫌われる勇気」の続編である「幸せになる勇気」を読んでみました。こちらもアドラー心理学の入門書です。

 

本書の中でも 「劇薬」と言われるだけあって、その内容は刺激的でありながら、とても「厳しい」ものでもありました。

 

これを読むと頭のなかがぐるぐるとかき乱されるようで、一言で表すのが難しい。書きたいことを書くと、全くまとまりのない文章になりそうなので、

 

この本の中でも特に印象に残った「仕事について」書いてみようかと。

 

「幸せになる勇気」で論じる”仕事の捉え方”の自分なりの解釈

「幸せになる勇気」の中では、仕事を「生きがい」「ライフワーク」「自己実現の手段」としては捉えず、その目的は基本的には「食べるため」として捉えます。

 

そして、その仕事の内容や成果については「世の中への貢献度合い」や「その人の幸せ度合い」とは全く相関がないものとしている。

 

仕事をする上で重要なポイントはただひとつ。

 

「仕事に対する態度」のみであることを強調。

 

仕事を要素に分解すると「内容」「成果」「過程」この3つに分けることができるかと思う。

 

この3つの点について、「幸せになる勇気」のなかで論じられているポイントを自分なりの理解を書いてみようかと。

 

仕事の「内容」と幸せの関係についてのアドラー流の考え方

 

本書のなかでは仕事の「内容」は、世に与える貢献度合いとも、取り組む人の幸せ度合いとも関係がないと断言しています。

 

強烈だったのは、人の命を救う外科医も高利貸のヤミ金融も世の中への貢献度合いは変わらないという考え。

 

そこに仕事が存在する限り、世の中から必要とされていると考え、そこには優劣は存在しない。

 

利益の額はひとつの指標であって、利益で内容の優劣は測ることはできないとします(利益を基準にすると、ボランティアは無価値ということになる)

 

仕事の「成果」についてのアドラー流の考え方

 

仕事で出す成果についても同様。そもそも成果は自分でコントロールすることができないので、ここに焦点を当てること自体に大きな意味は存在しないと考えます。

 

この考え方はアドラー心理学のなかでは「課題の分離」と呼ばれ、前作「嫌われる勇気」でも真っ先に取り上げられる、最も基礎的な部分でもあります。

 

「課題の分離要」とは、「自分にコントロールできること」に集中して、「自分にコントロールできないこと」を自分の課題から切り離すということ。

 

これを仕事に当てはめると、「仕事の成果」は自分でコントロールすることができないから議論はしないという考え。

 

そして自分でコントロールすることができるのは下で述べる「仕事の過程(態度)」であるとしています。

 

仕事の「過程」についてのアドラー流の考え方

 

アドラー心理学では、仕事の価値はその成果や内容ではなく「仕事への態度(過程)で決まる」と論じます。

 

態度とは「遅刻をしない」とか「真剣な眼差しで取り組む」ような表面的な話ではなく、その考え方から行動まで全てを含む。

 

例えば、僕は正直なところ、自分の仕事が「向いていない」と感じることが結構あります。

 

そして、「幸せになる勇気」ではこの考え方自体が間違いであることを指摘。

 

「自分はこの仕事に向いていない」=「向いていないから全力で取り組まなくても良い」

 

という言い訳にすぎないとして、これを「人生の嘘」として否定します。

 

重要なのは「仕事が楽しくないのは、今の仕事が好きじゃないからだ」「成果が出せないのは、自分がこの仕事に向いていないからだ」など、「仕事に全力で取り組まない言い訳」をしないということ。

 

仕事への価値のある態度(過程とは、上のような言い訳をせずに、目の前の仕事に没頭することを示します。

 

もちろんこれは、「好きな仕事を追求してはいけない」という意味では全くありません。

 

「幸せになる勇気」の全体的な所感

 いや、とにかくこの本は「幸せになる勇気」というタイトルだけ見ると

 

「あなたは今のままで幸せになって良い」「あなたは世界に一人しかいないのだからそのままで良いんだよ」的な、優しいスピリチュアルな世界かと思ったら(そういう一面もあるけど)、とてもクールで論理的な一面もあって、これが「シビア」で「リアル」です。

 

だからこそ現実世界に即していて、理解し実践することでとても役に立つものであるので「劇薬」と言われるのでしょう。

 

「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」二冊ともこんなにボロボロ・・・そのくらい読む価値があると思う。

 

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