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シリアの反政府軍に拘束された日本人と反政府軍に入隊した日本人

siria

去年から行方がわからなくなっていた、ジャーナリストの安田純平さんが、シリアの武装勢力に拘束されている様子の映像が公開され、安否が気遣われています。

 

誘拐したのはアルカイダ系組織で、アメリカの「世界の主要テロリストグループ」に指定されている「ヌスラ戦線」だそうで、ヌスラ戦線は日本に対して身代金の要求をしているが、日本政府は応じない方針(2016年3月20日時点)。

 

考えただけでも具合が悪くなってくるような話だけど、ジャーナリストという立場である限り、このようなリスクは常に隣り合わせであることは誰もが周知の事実。

 

安田さんを拘束していると見られている武装勢力「ヌスラ戦線」は、外国人を誘拐することはよくあるけれど、イスラム国のように容赦なく残忍に殺すことはあまり無いようなので、なんとか無事でいてほしいもんです。

 

さて、最近はこういった危険地帯で拘束された人を批判する声も減ってきたように思う。

 

と、思ったら、ニュース記事のコメント欄にはたくさんの批判コメントが。

 

胸がムカムカしてくるので、少ししかみていないけど、どうも多いのが

 

「救出や交渉をするために、どれだけの税金と人員が投入されると思ってるんだ?そこ、わかってる?」

 

的な・・・

 

そもそも言っている意味がわからない。

 

「税金がかかること」 = 「税金を納めている国民に迷惑がかかる」 =「だから悪いこと」ってこと?

 

短絡的過ぎて全く意味不明の理屈。

 

アカン・・・書いていたらまたムカムカしてきた。

 

ちょっと前までは、拘束された人たちを暗に批判する「自己責任」という言葉が盛んに使われていました。

 

当事者とは全く関係の無い人が無責任に放つ

 

「自己責任」

 

という言葉が大嫌いです。

 

 

ぼくはシリアやイラクのような戦火にある地域のドキュメンタリーや本をよく観るけど、こういうジャーナリストがいなければ現地の状況を知ることはできないはずなのに。

 

確かに自分の責任で現地にいくのは当然だとは思うけど、捕まった人に対して他人が押し付けがましく「自己責任」であると言い放ち、ときに責めるような姿勢を見せるのは全くの筋違いだと思う。

 

なぜ黙って見守れないのか。

 

以前に二人のジャーナリストが殺害されてしまった事件で、やたらと「自己責任」という言葉が無責任に飛び交っていたのを思い出してしまいました。

 

危険地帯の状況を伝えるために、身体を張って現地へ向かう人が批判されてしまう理由の根底にあるものは何か?そもそも「自己責任」ってなんだっけ?

 

そんな混乱した頭が更に混乱してくる刺激に溢れた本を詠んだのでご紹介。

 

「僕がイスラム戦士になってシリアで戦ったわけ」シリア反政府軍に参加して参戦した日本人による著書

 

 反シリア政府軍に戦闘員として参加してきた若者による著作です。

 

こんな本があったなんて、ちょっと度肝を抜かれた。

 

ジャーナリストとして現地取材に行くのではなく、戦争に参加した日本人の著作です。

 

著者は自衛隊を経験した後、単身シリアに渡り、反政府軍に参加。そのときの現地の様子を綴っています。

 

現地での生々しい現場や過激派の人との繋がりが書かれていて、とても面白い。

 

著者はシリアの反政府軍である「ムハンマド軍」に所属していたようですが、「ヌスラ戦線」とも合流したことがあったそうです。

 

シリアの反政府軍は数百から数千ほどもあるそうで、ヌスラ戦線はその中でも最大規模の反政府軍で2万人以上いる大組織だそうです。

 

著者が所属していた「ムハンマド軍」は200人程度で小規模だったそうですが、ヌスラ戦線と合流したとき、彼らの紳士的な対応やおもてなしの精神にはとても驚かされたと著書の中で語っています。

 

それを信じて、なんとか安田さん解放されて欲しいもの・・・

 

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