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村上春樹の「雑文集」で親しみを感じる!勝手に。

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ぼくは本が大好きだけど、実は小説はほとんど読みません。

 

本当に数えるくらいしか読んだことがない。

 

そして読むのが遅い。何週間もかかって、結局途中で投げ出すこともしばしばです。

 

そんなぼくでも、上巻下巻を1日半で読んでしまったという「自分ギネス記録」を持っている小説があります。

 

「ノルウェイの森」 村上春樹

 

それまでは、ストーリー展開を楽しむのが小説だと思っていました。

 

でもこの本を読んだとき、生まれてはじめて「小説の中の世界観に浸る」という楽しみを知りました。

 

「面白い!」はもちろんだけど「クール」という表現もしっくり来る。

 

ノルウェイの森を酷評する「通」もたくさんいるようですが、そんなことは関係ない。そのくらい、この作品にはインパクトがありました。

 

そして、今日は本屋で

 

「雑文集」

 

という雑なタイトルの本がふと目にとまる。

 

「雑文集」?!

 

雑な文集ってことですか?興味が湧いて本を手に取ると、著者は村上春樹。

 

もっと名もない著者ならよかったのに。

 

 名もない人の雑な文集だったら、わざわざ本屋さんに置くほどの、何かよっぽどの「尖り」があるに違いないのに。雑な文集でも世界的に有名な人が書いたものだと、それだけで価値になっちゃうもんな・・・

 

そんなことを考えながら、ページをめくった瞬間に購入を決意した。

 

数行読んだ時点で直感的に「面白い!」と思ったからです。

 

ぼくは小説の世界はあまり深く知らないけど、村上春樹に関して言うと、かなり「アンチ」が多くて、よく批判もされると聞きます。

 

そしてこの雑文集を開いた瞬間に

 

著者が「エルサレム賞」を受賞した際に、イスラエルに出向いたことで、痛烈に批判されたことが書かれているのが目にとまりました。

 

イスラエル軍によるガザ侵略で、イスラエルが国際的な批判を浴びている中での訪問だったからです。

 

痛烈に批判されることをみずからやってしまうところに、また妙に惹かれるのでした。

 

職業としての小説家

小説家になる人というのは、空気を吸うように本を読み・本を書く印象がある。

 

昔「小説家になるために読む本」という類のタイトルの本を、図書館で読んだことがあるけど、そこにはこんなことが書いてありました。

 

「よく「作家になるにはどうしたら良いですか?」「どのくらい書けば作家になれますか?」と聞いてくる人がいるが、こんな質問をしてくる時点で望みは薄い。

 

作家になる人というのは、四の五の言わずに「書く」のだ。

 

「書くな」と言われても「書かずにはいられない」というのが作家である。だから作家を「職業」としてとらえている時点でダメだ」

 

じゃあなんであんたは「小説家になるために読む本」なんて書いてるんだ?

 

そんな突っ込みの気持ちと同時に、ちょっとした絶望感を両方味わいました。

 

「作家は組織に属すること無く、上司もおらず、自分だけの空間で自由に仕事ができて幸せそうだな」

 

そんなふうに考えていたので、職業としての作家に興味がありました。

 

でも「本を書きたい」なんて思ったことはただの一度も無い。ただの一度もです。

 

だから「書かずにはいられない」という要素もなく、「作家」をひとつの職業としてしか捉えていない自分は、作家になどなれないのか・・・

 

そんなふうに感じた苦い思い出です。

 

でもこの「雑文集」を読んだ限りでは、

 

村上春樹という作家は29歳で初めて本を書き、それまでは全くの素人だったそうで。

 

しかも最近「職業としての小説家」という本まで出版している。

 

やっぱりこの人、すごく好きです。

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