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「迷惑なことはやめよう」の落とし穴(前編)

yakei

YouTube上に映像をアップしていると、たくさんのコメントを頂きます。もちろんその殆ど(感覚的には95%くらい)はすごく前向きで気持ちの良い書き込みばかりでマジ感謝しております。本当に本当にありがとうございます。

そして残りの5%のうち、意味不明なものが1〜2%で残りの数%は罵詈雑言などの中傷コメント。

中傷コメントで圧倒的に多いのは「迷惑行為をはたらくやつは死ね」的な内容のもの。

 

これ、普段から付き合いのある人や友達にはよく話題に上げてしまうので、ボクの身近にいる人のなかには「ノスバイは誹謗中傷と戦っている」と思ってくれている人もいるかもしれない。

でも感覚的には上記のように全体の数%程度なので大した数では無いと思う。むしろYouTube映像のタイトル等に「直管」とか公道違反キーワードを堂々と入れている割にはかなり少ない方かと。

ではなぜイチイチ話題に出すのかというと、ボク自身「迷惑だからやめよう」という言葉に少なからず反発を覚えるようになったからだと思う。

 

「みんなの迷惑になるから」っていう言葉の中には、もちろん「周囲を気遣う優しさ」も含んでいることはわかる。でも間違いなく「自分は○○な人間だと思われたくない」という自分本位な気持ちも、この言葉の中には確実に入っている。

もし「私は違う!私は周囲の迷惑にならないようにしているのは相手への「気遣い」であり、自分本位の気持ちなど1ミリも持っていない!」と反発されても、ボクはその言葉をにわかには信じられない。

むしろ「この人は自分がウソをついている自覚がない」と反射的に感じる。

 

この妙な違和感の正体を暴くべく、迷惑という言葉の意味を調べてみると

「他人のことで煩わしくいやな思いをすること」とあり、更に「煩わしい」は「面倒で気が重いこと」とある。

あぁ…やっぱり…何となく目の前の霧が少しだけ晴れたような気がしないでもないwww

もし相手のことを気遣うのであれば「○○な思いをさせるのは気の毒だから」「可哀相だから」という言葉のほうがずっとしっくり来る。

なぜなら「気の毒」「可哀相」というのは対象が自分以外の人を指していることは間違いないから。

 

でも「迷惑」=「煩わしい」=「面倒で気が重いこと」となると、途端にその矛先が曖昧になってくる。

電車のなかで幼児の子どもがダダをこねる”絶叫マシーン”と化して、親である自分の方がアタフタした経験はあるけれど、この時に怒鳴る言葉といえば「まわりの人たちが可哀相でしょ!」と言うことはない(もし言う人がいれば、それはかなりの割合で本当に周囲に気を配っているのだと思う)。

かける言葉があるとすればほぼ間違いなく「みんな迷惑でしょ!」。言い換えると「みんな面倒くさくて煩わしいでしょ!」そしてその場で最も面倒くさくて煩わしい思いをしているのは紛れもなく親である自分。

つまり「煩わしい思いをしたくないのは周囲を含んだ自分」であり、正直なところ「むしろ周囲はオマケ」程度のものではなかろうか。

イジメがダメなのは「相手や相手の家族に迷惑がかかるから」ではなく、「相手が愛おしいほど気の毒だから」であることは間違いない。

もしも「相手に迷惑だから」という言葉が出るのだとすると、もしかすると「この人は煩わしい思いを避けたい」だけなのかも知れない。

 

要は「迷惑をかけてはいけない」という言葉は、その言葉の目的が相手への愛しさなのか、自分の都合主体なのかを曖昧にしつつ、言動や行動にはしっかりと制限をかける便利な言葉なのだと思う。

だから「迷惑だからダメ」という言葉を多用していると、何がいけないのか誰を気遣っているのか曖昧になるばかりだ。

だからこそ、この言葉は便利でもありどの場面でも多用される。

逆にいうと、「迷惑だから」という言葉を使わないようにすると、誰のために、何のためにという目的が浮き出てくるようにもなるので、もうこの言葉は意識的に10年以上は使っていない。

 

更にいうと・・・あ、長くなってきたので続きは次回へ・・・

それではまた!

 

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