Old-Bike

KHを駆る片腕ライダーのドキュメンタリー映像が完成!!カッコいい!

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先日取材させてもらった「事故で片腕が利かなくなったKHライダー」である堀越さん。彼のドキュメンタリー映像が完成したので掲載します!

 

スゴイ。自分で制作しながら何度も何度も繰り返し観てしまった。

 

片腕が利かないとは思えないくらい安定した走り。低域がスカスカなKHでスムーズに発進し、そして豪快に加速していく姿は圧巻。それに加えて「営業職」という職業柄からか、説明・話がとても上手でインタビューがとても聴きやすく興味深い。

 

そして最も注目すべきは

 

「”僕のようなバイク乗りがいる”ってことを世間はあまり知りません。だから僕が世間に出て行くことで知って欲しいんです。そして障害を持っている人の助けになったり、免許を取りたい人たちの前例になりたいと思ってます。」

 

これをサラリと自然に言ってのけるところにリアリティを感じる。完全な偏見ですが、筆者はこういうことを「熱く語られる」のが非常に苦手である。「熱く」そして「多く」語るほど安っぽさとわざとらしさが増し、リアリティが薄まっていくと感じるのは完全に自分の主観的な好みでしかないところではあるけれど、「語る」こと自体に大きなエネルギーを注ぐ人とはどうしても距離を置きたくなってしまう。

 

それに対して映像の中で淡泊に語る堀越さんには、”サラリ”と言ってのける余裕のようなものを感じると思う。

 

映像の中にはないけれど、インタビューの最後に

 

「一度は”生きていても仕方が無い”と、自暴自棄になるほど落ち込みましたが、今は毎日が明るく楽しいです。」

 

と話してくれた。この言葉を聞いたとき、筆者の苦手とする「熱く多く語る人」と、「リアリティを感じる人」との違いが明確にわかりました。

 

それは今回取材した堀越さんがインタビューの中で「苦労自慢」「努力自慢」を全くせずに常に前向きだったこと。

 

思い返すと、筆者が「苦手」と感じたときに大抵は相手が「自分が如何に苦労と努力を重ねたか?」「如何に不遇であったか?」の自慢話を延々と聞かされているときであります。

 

今回のインタビューではむしろ「片腕が無くても、”どうしようもない”なんてことは無いんです。お金も掛からないしやってみれば実は簡単なんです」ということを繰り返し強調していた。

 

何か特別な努力や苦労もお金も必要ない。そう思わせてくれるから希望が持てるし、映像の中でも実際にバイクに乗り、そのバイクにどのような改造が施されているのかもわかりやすく、詳細に説明してくれている。

 

「身体に障害があっても乗りたい」という人が何を知りたいかを理解しているから、そこに感情的な余計な情報を乗せないから、聞いているこちらも実感を伴ったリアリティを感じることができるのだと思う。

 

 もちろん過去の困難を乗り越えたというのも事実なんだろうけど、それよりも「どうやって乗ってるのか?」と、「今この瞬間にバイクライフを思い切り楽しんでいる」ってことが1番重要だもんね。単純にその楽しさを知らずに諦めるのはもったいない。だから知らない人に自分の力と知識を共有したいという素直な気持ちが伝わってくる。

 

そうなんだよな。辛い試練や修羅場を乗り越えたり、暗黒の時代を噛みしめて味わうことも結果的には重要なのかもしれない。でも自分の中では、それをアピールした途端にカッコ悪く見えてしまう。

 

世間は苦労話に劇的な物語や感動を求める傾向があるけど、やっぱり何でもさり気なく涼しい顔してやって見せるというのは、自分の中ではいつでも”カッコいい”ことの条件だと思う。

 

そしてあまりにも自然に乗りこなしているため、言われなければ「右腕が利かない」ことが殆どわからない。そのくらい自然です。でもよーく観察していると、利かないほうの右手を左手で持ち上げてハンドルに乗せていたり、左手でアクセルを開けていたりするのがわかるので、是非映像で観てみて下さい。

 

 

 

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